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地球光 (ハヤカワ文庫 SF 308) 価格: 469円 レビュー評価:4.5 レビュー数:3 引っ越し以来未開封だった荷物から出てきて、つい読みふけってしまった。蔵書整理のときに無意識に残す方に選別していたらしい。ほとんど忘れかけていた内容が蘇ってきて懐かしい。発行日を見ると中学生だったのかな。前にどこかで書いたクラークの作品に対するコメントを撤回しなくては。これは政治的な話とSFが見事にマッチしていて好みだった作品だ。月で生まれた者は地球の重力のもとでは暮らせないって、この作品で知ったような気がする。 |
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太陽からの風 (ハヤカワ文庫 SF 292) 価格: 571円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 主題の「太陽からの風」は、太陽風を受けて、月の周りを1周する宇宙ヨットレースを描いた佳作です。思わぬ事故に遭って、帰還不可能となったディアーナ号。思いがけない方法で、何とか助かろうとしますが・・・ その他の短編も、良いです。 |
海底牧場 (ハヤカワ文庫 SF 225) 価格: 672円 レビュー評価:4.5 レビュー数:2 海洋SFというサブジャンルを確立したSF史上に残る作品。
長編海洋SFとしては世界一。
問題は長編海洋SFなんてほとんど存在しないことだがw
短編も含めても、クラーク以外に書いた奴って、
ブリン、セント=クレア、グリムウッド、メルル、ニーブン、小松左京、安部公房ぐらい?ww
海洋SFは何故かイルカSFにもなるが、
イルカSF、海洋生物SFとしてなら、もうちょっと作品数は増えるか?
で、本書であるが、
宇宙飛行士が宇宙の事故で宇宙恐怖症になり、
無重力に似た環境の海底牧場のカウボーイ |
トリガー〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 価格: 945円 レビュー評価: 5.0 レビュー数:4 この「トリガー」の出現によってもっとも影響を受ける社会はアメリカにあるはずで、ほとんどそのアメリカのみを舞台にして描かれているのはわからなくはない。しかし、クラークならもう少し広い舞台で展開して欲しかった。例えば日本では、トリガーを導入する家庭はほとんどないだろう。イスラム圏での反応はどうだろう。……そんな想像を広げたくなるくらい、トリガーという小道具は魅力的ということなのだが。 あと、9.11以前に書かれたこの物語が、9.11後、アメリカがまさに過剰な火力で他国を脅かしているこの時期に書き直されたらどうなるだろうか。そんなことを想像するのも面白い。そういう意味で、このSFは思弁小説とい |
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