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渇きの海 (ハヤカワ文庫 SF ハヤカワ名作セレクション) 価格: 903円 レビュー評価:4.5 レビュー数:6 著者の訃報に接したので、ちょっとレビューを書きます。これは、私が最初に読んだクラークの作品なので。30年くらい前かな、NHKのラジオドラマで放送されたので、読んだのです。SFというよりは自然の脅威対応する人間の対応を描いていて、とりこになりました。著作当時は、月面のことが分かっていなかったので、そういう視点で見れば、科学的には正しくないです。推理小説に興味のある人にも面白い作品だと思います。 |
時の眼―タイム・オデッセイ (海外SFノヴェルズ) 価格: 2,100円 レビュー評価:2.0 レビュー数:3 『2001年宇宙の旅』のアーサー・C・クラークとスティーブン・バクスターによる傑作SF。2人の談話などを収録したCD-ROM付き。 イギリスにおける、師弟の共著です。
実際には、スティーヴン バクスターがメインで書いているのでしょう。
まぁ、濃厚ですね。
オデッセイシリーズというのでしょうか。
宇宙から時に変更になったため、板型から、球体に変更です。
宇宙のどこかの超知性に介入された地球は、いろいろな年代にパッチワークされてしまいます。
さて、超知性は、何を考えているのか・・・・
パッチワー |
楽園の日々―アーサー・C・クラークの回想 (ハヤカワ文庫SF) 価格: 882円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 巨匠アーサー・C・クラーク が
SF雑誌アスタウンディングに掲載された古いSFをネタに
爆笑ノリツッコミの書評を展開!
科学の勉強になります。
自分の過去のミスも斬ってるのがさすが。
どの本にも収録されてない短編も2作入ってるので、
NF文庫でなくてSF文庫でOK。
自叙伝の要素もあるが、
捨てろタイプな、苦労して努力して巨匠になりましたという
陳腐な描写が無くてとてもさわやかである。
アーサー・C・クラーク がこんなにユーモアのセンスがあったなんて、
凄い新鮮 |
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神の鉄槌 (ハヤカワ文庫SF) 価格: 672円 レビュー評価:4.0 レビュー数:4 地球に接近する小惑星「カーリー」。それを防ぐ人類との攻防。
みたいな古典的SFに忠実な読み方もよいですが、
何気なくちりばめられている宇宙社会の人々の生活が印象深いです。20世紀までの科学者や偉人、ウォルトディズニーとか数学者ラグランジェ、とかが、ふと文章の中に登場したりするので、ちょっと物知りな人には面白さがわかるんだろう。
ラストは__
ネタばれになるので書きませんが、けっこう手に汗握って読めましたよ。 |
地球帝国 (ハヤカワ文庫 SF (603)) 価格: 632円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2 クラークの作品の中で特異な位置にあると思う。どこがというと主人公ダンカンがかつて
地球から来た女性への思いを断ち切れずにいたり、見事で美しい世界を描きながらもそこには
楽観よりも、次の世代の「退廃」へのおびえがある。
ここでクラークは人間を描こうとしたのだろうか。人が作品の世界に埋没しがちなクラーク作品にあって、ダンカンはクローンでありながら主人公になっている。かつての恋人に「蜜の香り」がしない・・・。この小説はかなり苦い。
その方法にも出来にも限界があるかもしれないが、ひときわ印象的。 |
10の世界の物語 (ハヤカワ文庫 SF (617)) 価格: 612円 レビュー評価: 3.0 レビュー数:2 灼熱の惑星イカルスに取り残された宇宙飛行士の悪戦苦闘劇や 飼犬を地球に残して宇宙に発った人物の回想録など、 科学的な裏打ちとユーモアに溢れた計15話の短編集です。 しかし、いかんせん内容が古臭い。 しかもアイデア一発勝負といった感じで、 どの作品もラストでそれなりに頓知が利いてたり 胸を打たれたりするのですが、そこに到るまでがかなり退屈。 |
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火星の砂 (ハヤカワ文庫 SF 301) 価格: 672円 レビュー評価:1.0 レビュー数:1 クラークのワースト1である。
現実に火星植民地が出来てしまったら誰も読まない作品になるのは間違いない。
SFドキュメンタリーメロドラマとでも言おうか。
おまえと私の間には重大な秘密がある。私はおまえの父だ!
なんちゃってね。
どういうつもりでこんな作品を書いたのか理解に苦しむ
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